スパークケンチャーとは

電気設備、電子機器に使用されている誘導性負荷(リレー、電磁弁、モーターなど)は、開閉動作のたびに電磁エネルギーを放出し、瞬間的に高電圧(サージ)を発生させます。
このサージにより、開閉するスイッチの接点間にアーク放電をひき起こして接点を溶かすとともに、電磁波を発生します。
接点も半導体化が進んでいますが、急激な電圧上昇や高電圧サージによって素子が破壊されたり誤動作する可能性があります。
現在、制御機器に多数のMPU(マイクロプロセッサーユニット)を使用されていますが、それに伴いサージや電磁波によるノイズによる誤動作の事例が多数あります。
サージや電磁波で発生したノイズの対策は制御機器を安全正確かつ長期に渡って動作させる上でとても重要です。


 弊社が開発製造いたしますサージキラーである、スパークケンチャーシリーズはこれらの対策のために開発された、小型で安全なCR型のノイズ及びサージ対策部品です。
高電圧のノイズをC(キャパシタ)で受け、R(抵抗)を使って消去することでノイズ対策や接点保護に優れた効果を発揮します。
スパークケンチャーは無誘導・セルフヒーリング形キャパシタ、耐サージ抵抗素子、難燃性ケースを使用し、制御回路への影響を最小限に抑えるとともに安全性に優れた製品です。
スパークケンチャーはあらゆる誘導性負荷に対応できるように、使用電圧や形状、負荷電流に対応する製品を取り揃えています。
主なシリーズは商用電源用ですが、IGBTなどの高周波用に放熱を考慮した専用製品も製作しております。